羅針盤セミナー
- west39
- 2017年5月18日
- 読了時間: 3分
平成29年5月18日(木)2017年度羅針盤セミナーが、西高体育館で開催されました。
小嶋京子さんと深澤裕くんが、私たち39期を代表して西高1,2年生640人に講演しました。
講演1「外に出よう」小嶋京子さん
公認会計士・税理士・経営学修士 税理士事務所代表

どんなに地味な仕事、難しい仕事も積み重ねが大事。最低3年続ければ、ものになる。
高校時代に、ぼんやりと思い描いていた将来の夢を実現した小嶋さん。東京で優秀なスタッフに囲まれ、色々な刺激を受けながらキャリアを積んでいきました。
英語は3か月である程度できるようになる
その後、香港支社の現地採用に奔走し、英語を使う仕事をするという2つ目の夢を叶えました。英語は日本を離れる3か月前に特訓したのみだったそうですが、専門知識があることが強みになり、短期集中で習得できたそうです。
限界は自分次第。自分にブレーキをかけない
西高時代は、常に自分は底辺にいるという危機感をもって勉強に励んでいたという話に驚きと同時に親近感をもった生徒たちも少なくなかったでしょう。劣等感で落ち込むのではなく、むしろ自分を高めていこうとする姿勢が小嶋さんの最大の強みかもしれません。「より多くのものを見たり経験したりすることで視野が広がります。北海道で仕事をしたいなら、なおのこと、北海道の外に出て北海道を眺めて下さい。」とは、小嶋さんならではの実感のこもった言葉でした。
講演2「若いころの夢はかなえられる」深澤裕くん
独立行政法人日本原子力研究開発機構 量子ビーム応用研究部門 研究主幹

南極の氷の研究から宇宙の起源の謎へ迫る
南極の氷の研究の話から、超新星爆発 原始太陽の存在 宇宙の起源と次々と展開するスケールの大きさに圧倒されました。そして、そんな難しい話をまるで世間話でもするかのように楽しそうに話す深澤くんの笑顔が印象的でした。
Vision Mission Strategy
深澤くんが敬愛する科学者たちのエピソードを交えつつ、どのように自身の夢を追い続けてきたかが語られました。深澤くんの探求心はとどまるところを知りません。失敗を恐れず世界に飛び出していき、見事に功績を残してきました。その中で、夢を実現するためのStrategyとは何か、まずVision=「若いころの夢」を持ち、達成すべきMissionを決める大切さを強調しました。
100年後の世界を予測しながら
2100年の世界がどうなっているか、想像つきますか?深澤くんは100年後の世界を見据えて、未来の科学者にバトンを渡すべく「Vision Mission Strategy」を実践しながら、今日も研究を続けているそうです。
最後に
二人の講演後の質問タイムでは、「今までで大変だったことは?どのように乗り越えたか」「将来の夢はどうやって見つければいいか」など熱意ある質問がありました。

「(しっかり聞いてればわかるはず?)小嶋さん・深澤くんクイズ」で本日のおさらい。イベント部長の横山くんによる軽妙な司会で進行されました。
「おまけ」で西高時代の小嶋さんと深澤くんの写真に「一緒に写っているこの人はだれ?」に、一同「???」。「答えは平賀先生です。(現西高教員 39期)」に、予想通りの「えー!!」の盛り上がりの中(ご本人、残念ながら3年生の授業で退席)、羅針盤セミナーは終了しました。
西高生であることを誇りに思い、自分を信じて、夢を実現してほしい。今日の講演が進路を考える羅針盤になってくれたらと心から願う1日でした。
☆お二人の講演の詳細は、札幌西高同窓会誌「輔仁」100号に掲載されます。お楽しみに!
[イベント部:高野]
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